創業計画書の売上根拠の作り方|客単価・客数・営業日から計算する記入例
AIを活用して作成し、公式資料を参照しています。掲載の記入例は架空の例です。出典と確認日は本文に記載しています。
この記事の目次
売上の根拠は、計算式と、その式に入れた数字の理由をセットで書きます。店舗なら『客単価×一日の客数×営業日数』が出発点です。月商だけを先に決めると、必要な客数や人員が現実的かを判断しにくくなります。
公庫は業種に応じた売上高等の計算方法を公開しています。ここでは店舗型の架空例を使い、数字をどう置き、何を確かめるかを具体化します。業界平均や融資の目安を示すものではありません。
売り方に合った計算式を選ぶ
| 事業の例 | 月売上の計算例 | 重複・過大計上を避ける確認 |
|---|---|---|
| 飲食店・カフェ | 平均客単価×一日客数×営業日数 | 店内と持ち帰りの同じ客を重ねて数えていないか |
| 美容室 | 平均施術単価×一日施術数×営業日数 | 施術時間と担当者数で実行できるか |
| 制作・修理などの受注業 | 案件単価×月の納品件数 | 商談中と確定受注を分けているか |
| 月額サービス | 平均課金単価×平均契約数 | 無料会員を課金契約数に含めていないか |
席数と回転数で計算する場合、客数を『席数×回転数』に分解します。すでに客数を使った式に、さらに席数を掛けると二重計上です。平均客単価には、想定する商品構成を反映させます。
カフェの架空例:月売上108万円をどう積み上げるか
20席のカフェを、月26日営業する想定です。平均客単価は1,200円。平日と休日では客数が違うと仮定し、平日18日・休日8日に分けます。実際の計画では営業カレンダーの月ごとの差も確認してください。
| 区分 | 客単価 | 一日客数 | 営業日 | 月売上 |
|---|---|---|---|---|
| 平日 | 1,200円 | 30人 | 18日 | 648,000円 |
| 休日 | 1,200円 | 45人 | 8日 | 432,000円 |
| 合計 | — | 月900人 | 26日 | 1,080,000円(108万円) |
平日:1,200円 × 30人 × 18日 = 648,000円
休日:1,200円 × 45人 × 8日 = 432,000円
合計:648,000円 + 432,000円 = 1,080,000円20席に対し一日30人なら、全時間帯を合わせた延べ客数は席数の1.5倍です。ただし、一日平均に余裕があっても昼の1時間に集中すると提供できないことがあります。時間帯別の来店、調理能力、滞在時間を重ねて確認しましょう。
『一日30人』の根拠を確かめる
計算が正しくても客数の理由がなければ、数字はまだ仮定です。通行量の何%が来店するかを根拠なく置かず、現地で観察した時間帯、曜日、天候と、どの仮定に使ったかを記録します。
| 確かめる数字 | 集める材料の例 | その資料だけでは分からないこと |
|---|---|---|
| 客単価1,200円 | メニュー価格と販売構成、試験販売の会計記録 | 開業後に同じ構成で売れるか |
| 平日30人 | 候補地の時間帯別観察、試験販売、顧客候補への聞き取り | 関心を示した人が全員来店するか |
| 休日45人 | 平日とは別に行う現地確認、周辺施設の動き | 雨天や閑散期も同じ客数になるか |
| 営業26日 | 定休日、仕込み日、人員、休業予定 | 病欠・設備故障時も営業できるか |
根拠のメモは『調べた日/方法/分かったこと/計画への反映/まだ不明な点』の順で残すと、後から数字を直しやすくなります。他店の売上を外観だけから実績として断定しないようにします。
計画書に記入する文章の例
平均客単価を1,200円、平日客数30人・休日客数45人、月営業日を平日18日・休日8日と仮定し、月売上は108万円と試算しています。客単価は予定メニューの販売構成から算出しました。客数は候補地の現地確認と試験販売で検証し、調査結果に応じて見直します。開業後は時間帯別客数と客単価を毎週記録します。
bizlyai編集部による架空の記入例。実在事業者の実績・採択事例ではありません。
この例では、客数の検証が済んでいません。実際の提出用には、調査が済んだ数字と未確認の数字を分け、確認済みの資料があれば具体的な条件を追記します。『勤務先と同じ売上になる』とも限りません。立地や認知度の差を考えます。
売上が20%少ない場合も計算する
ここからは管理用の簡易試算です。原価を売上の35%、その他の月費用を46万円と仮定し、比較のため固定します。減価償却・税金・投資・在庫増減などの個別処理は省いているため、完成した会計上の損益や資金繰りではありません。
| 月の簡易試算(万円) | 基本の仮定 | 売上20%減 |
|---|---|---|
| 売上 | 108.00 | 86.40 |
| 原価(35%) | 37.80 | 30.24 |
| その他費用(仮定を固定) | 46.00 | 46.00 |
| 差額 | 24.20 | 10.16 |
売上は21.6万円減りますが、費用の全部が同じ割合で減るわけではありません。人員を減らせる時間帯、廃棄ロス、決済手数料などを分け、現実に近い試算へ直します。
同じ簡易条件なら、費用だけを賄う売上は46万円÷(1−0.35)≒70.8万円です。しかし、これを達成すれば生活や返済まで成り立つという意味ではありません。仮に事業主の生活費20万円、返済元金7万円、税金等の積立5万円も確保したいなら、売上の目安は(46+20+7+5)÷0.65=120万円になります。各金額は説明用の仮定です。
軌道に乗った後は、増える理由も書く
基本例の客数を平日40人・休日60人に変えると、月売上は144万円です。数字を1.33倍にするだけではなく、再来店、認知の拡大、提供数の増加など、変化の経路を説明します。増客に伴う人件費や光熱費も一緒に見直します。
飲食店の記入例ではこの条件を使い、必要資金から月次費用までを並べています。施術時間で上限が決まる場合は、美容室の記入例の考え方が適しています。
自分の売上根拠を作る手順
- 自分の販売方法に合う式を一つ選ぶ。
- 各数字に『実績・調査・仮定』の印を付ける。
- 設備と人員で提供可能な数量かを確認する。
- 売上が少ない場合の支払と、見直す行動を決める。
- 見積・調査メモと計画書をセットで更新する。
bizlyaiで売上の根拠から創業計画書を整理する。入力前に数字が全部そろっていなくても、不明な前提を分けて下書きできます。算式と結果は、保存・提出前に自分でも照合してください。
参照した公式資料
資料確認日:2026年9月17日。記入例・計算例は説明用に作成したものです。提出前に提出先の最新様式・案内と照合してください。
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